本を片手に街に出よう -4ページ目

かいはら

かいはら 今日は、ここ数年で高層化リニューアルしまくっている通称三菱村、丸の内です。

 ビジネス街の割には、意外と鰻屋が少ないような。鰻ってあんまり人気がないのかなあ?

 そんななか、「鰻、海鮮、豆冨と素材と技が自慢の江戸前料理」で、さらりまんの心をわしづかみしちゃってるっぽい「かいはら」に行きました。

 まぐたい茶漬や漬丼、スーパートロ丼といった魅惑的なランチメニューが並ぶなか、うな重¥1,700-。

 待つこと10分弱で到着。代々続く秘伝のタレと京都”七味家”のキロ単価ウン万円の超高級山椒っていう派手な売り文句の山椒をふりかけ、いただきます!

丸の内 岸本ビル 鰻の身は普通ですね。タレも普通。焼きはいいですよ。炭火の香ばしさが鰻の旨さをひきたててくれます。
 でも山椒も普通だったなあ。豆腐小鉢という小技は○。

 奥の座敷では楽しそうな笑い声が多数。昼間っから宴会か?

 流石は丸の内。年齢層が高そうですな。でも立地的には丸の内の中でも隠れ家的位置取りで、接待にはいいかも知れませんね。

 丸ビルのおしゃれなカフェが丸の内じゃないぜ!というオヤジの抵抗を垣間見た気がします。


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【読み物】思考の整理学



外山 滋比古
思考の整理学

 立ち寄った本屋にオススメ!の平積み状態であったため購入。

 「アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。」
 とのこと。

 著者のしなやかな知性を感じます。なんてったって、いきなり「グライダー人間」ですから。

 こういう人たちの特徴は、比喩がうまく、文章が分かりやすいこと。

 また、1つ1つのエッセイが短いので、読みやすいです。通勤電車のお供にはもってこいでしょう。

 新聞のスクラップの取り方、袋を使った整理など、いささか古めかしい手法の紹介も混じってはいますが、発想に対する考え方は、全く以って現代に通ずるところがあり、総じて良書と言ってよいと思います。

 思いついたらノートに書き留める、っていうのは古今東西、発想するための基本的行動ですね。


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博多餃子房 長浜食堂(新井)

長浜食堂 久々にラーメンのネタ。博多に行ってきたわけではなく、「準」地元の中野です。早稲田通りを山手通りから中野に向かっていく途中にあります。
 
 店内は6~7席のカウンターと、テーブル席が5~6組。メニューを見ると、酒系も充実しているようで、焼き鳥とか小粒ギョーザみたいなつまみが多数。
 車だったので飲めないのが残念!って感じです。

 ラーメンは、こってりから中間、あっさりまで品揃えがあります。
 3日間煮込んだスープというフレコミの、こってり長浜とんこつラーメン¥590-を「カタ」でいきます。

 スープをいただくや…ウ、ウスィーの!ぜんぜんこってりじゃないじゃん。

 関東人にも食べやすいように…とか気をつかってんのかなあ?

 麺はたしか手打ちだそうだけど、スープも含めて丸金のほうが好みです。

 しかし折角とんこつなので替玉(¥130-ってのも微妙)をいただき、今度は辛子高菜をどさっと入れていただきます。

 うん!辛い!しかしやっと好みの風味になってきた感じ。

 結論。ノーマルだと厳しいけどいろいろトッピング入れて高菜で頂くのが○。


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【新書】起業するなら中国へ行こう! 北京発・最新ビジネス事情



柳田 洋
起業するなら中国へ行こう! 北京発・最新ビジネス事情

 なんか最近、新書づいていますが、またしてもタイトルに釣られてしまいました。

 何かと脅威論だとか政治問題が煽られている関係で、「近くて遠い国」になりつつある中国ですが、かの国は現在、日本が歩んできた高度成長と酷似した状態を猛スピードで爆走していることは紛れもない事実。

 ここ1~2日間の上海の株暴落には一瞬「バブル崩壊?」と思いましたが…また上げてますね。もう1~2年、北京五輪までは意地で盛り上がり続けるかも知れません。

 なんてったって13億人。そんな国で起業すると成功した暁にはスゴイことになるんじゃあ!みたいな色気を誘うタイトルです。

 中国で実際に単身起業した著者だけあって、起業のいきさつは生々しい。オフィスの場所やら交渉するときの心構えとか食事情、教育事情に至るまで、生活感たっぷりのインサイド中国の紹介が多数。

 「そうか、そうだよね」と諭されてしまったのが、中国という国は13億人の巨大市場!ではなくて、極端な話、1億人の「日本人よりもよほど裕福な層」と、1~2億人の「中流層」と、10億人近くの「貧乏人」という極端な格差ピラミッド社会であるということ。
(数字は本に書いてあるのとは違うけど、たとえということで許してください)

 そういった意味では、アナロジーとして日本の高度成長期がよく引き合いに出されるが、中国のそれは本質的には違うんだなあ、と。

 そういう超格差ピラミッド社会においては、平均所得とか、そういう指標値が全く意味を成さない。
 年収15万円以下の人達がいるなかで、平均年収1,000万円とか2,000万円といったクラスも同時に存在しているのだから、要するに、1つの国の中に、2つの市場、社会が同居しているようなものですね。

 よって、それだけでも日本の人口をもしのぐであろう「超裕福層」に対する、「中国にはまだないけど日本ではある高級サービス」なんかが狙い目だと著者は言います。

 なるほど。中国に住んでビジネスをしている日本人が言うのだから説得力があるね。

 新書ゆえに、細かいトピック(例えば起業にあたっての法整備がどうだとか、そういう話)は殆どなく、どっちかというと、中国人気質とか、中国の文化とか、中国の「今」みたいな、「地球の歩き方」から観光情報を撤去したような内容になっております。

 この辺が「タイトルに釣られちゃった」と評する所以。でも楽しく読めましたので単純な批判じゃないですよ。


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決定!第79回アカデミー賞

スコセッシ・イヤーでしたね。

終わってみれば「バベル」も「硫黄島~」も1つだけの受賞にとどまりました。
「バベル」とか「硫黄島~」のほうが批評家好みだと思ったんだけどなあ。

あたったのは、悲しいかな、日本人としては予想を裏切ってほしかった助演女優賞だけ。

もっと映画をたくさん観て勉強します。